星の王子様の話
星の王子さまを読んで
グッときたところ
- 冒頭のバラの話をするシーン。「もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる。ぼくの花が、あのどこかにあるって思ってね。」
人を愛するということの大切さとはこういうことなのではないだろうか。親しい友人や仕事仲間とはまた違う。自分を想ってくれる人がいる。自分が想っていられる人がいるという状態はとても幸福なことだと思う。
一人暮らしを始め、生活環境が変わった。普段生活する細かな点において、両親が僕のためにしてくれたたくさんのことを意識するようになった。
- 王子さまが訪れるいくつかの惑星の大人たち。どうりに基づいた命令を出す王様。称賛を求めるおじさん。酒浸りの大人。有能なおじさん。
- ガス灯のおじさんをみて「それはきっとあの人が、自分自身以外のことをいっしょうけんめいやっているからだろう」
星の王子さまを読んで、人間の自分よがりな面を今一度突きつけられた。そして、自分の行動を整理した結果がこうだ。
僕は誰かのために行動しよう!と思ったことはない。そのかわり、「誰々さんのために動けばそれが自分のためになる」と思い動いたことはある。
しかし、自分の利益を考えず動くことはある。それは自分の役割をはっきり自覚していて、それが全体にとって最善の行動であると思っている時だ。
前者は、自分のやりたいこと、達成したいことをベースに考えて行動する。
後者は、全体の仕組みの中で、自分が担う役割をベースに考えて行動する。
全く整理できないが、考えたことはこんな感じだった。あと、称賛されたいおじさんの話がやっぱり一番ガンときた。