テンセキコケムサズ

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アメリカンスナイパーの話

アメリカンスナイパーを観た

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一言でいうと「アメリカ人用映画」 

この映画の感想は「アメリカ人に向けて作った映画だな」であった。

日本人の僕からすると、アメリカ人が観るといろんなことを考るんだろうなあ。

という疎外感に似たものを感じる映画であった。

 

戦争・イラク・軍隊・愛国心、どれも日本人には響かない

アメリカにおいて、この映画はかなりの物議を起こしているようだ。

戦争で称えられる兵士。イラク戦争の重要性。国を守るために子供を撃ち殺す男。

アメリカ人からすれば色々考えさせられるのだろう。

僕は感情移入がとても難しく、のめりこめなかった。

 

オバマ大統領がイスラム過激派組織を必ず潰すという声明をだした。

このニュースを僕は飲み込めなかった。

なぜなら日本において軍隊とは、自衛のための力であると教わっているからだ。

ここまで攻撃的な意思を発信できる考えが全然わからない。

 

アメリカ人にとってのイラク戦争と僕から見るイラク戦争は全然違うのだろう。

だから全然のめりこめないのだと思う。

 

戦争によって壊れてしまう心の描写

戦場に行きPTSDを抱えてしまう兵士の描きかたはとても良かった。

宇宙モノでよくある、空間恐怖症?的な

非日常の空間に訪れ、そこで生死に関わる経験をすると、日常に戻ったあともその影響を引きずってしまうと。

 国を守るためなのか、復讐のためなのか。

戦場に囚われてしまう男の心情がとてもよく描かれていた。

 

スタートラインに立てなかったという感じ

監督が、映画を見る人に投げかけたメッセージを受け取れなかった。

それは僕が日本人だったから。

多分そうだと思う。