【読書中感想文】 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた 山﨑圭一
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
- 作者: 山?圭一
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/08/18
- メディア: 単行本
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読む前に…
僕は旅行が苦手だ。
どこか知らない土地に行くという事を目的に旅行ができない。
誰かと行く、綺麗な景色を見に行くという目的ならば旅行に行くことができるが、
知らない都市や街に興味がないのだろう。
その要因の一つに歴史を勉強してこなかったことがあると僕は思っている。
かつて~~な場所だった、~~がいた場所というようなことを知っても、なにも思わない。
こういう時代に栄えていた、こういう時代背景があったからこの町はこうなっている。
知らん。
日本の歴史、世界の歴史の基礎が頭にないために、知識を連結させることができない。
お城や武将などわかりやすい観光名所に何も感じない。
僕は旅行がしたい。一人旅をしてみたい。そのためにはいく場所を見つけたいのである。これが歴史を勉強しようと思ったきっかけである。
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【読書中感想文】 最高の結果を出すKPIマネジメント:中尾隆一郎
本を読む前に…
私が所属している部署は、販促活動が主な業務である。
業界がとてもニッチで高価な製品を扱っているため、いわゆるプッシュ型の営業では効率が悪い。基本的にはインターネットで宣伝して、弊社の製品を必要としてくれるお客さんからアプローチが来るのを待つ。
現在の課題は、KPIを作成できていないことだ。
今の僕のKPIの認識は、売り上げ目標数値を軸にして、「必要な受注の数、見積もりの数、お客様の問い合わせの数…」と営業の道筋をたどり、それぞれの営業活動において目標数値をたてることをKPIと捉えている。
弊社の場合、お客様からの問い合わせと製品の見積もりおよび受注が結びつかない。
間に商社を挟むことが多く、つまり製品について聞いてくるお客さんと、その後に注文をくれるお客さんの会社が違う。間に入る商社さんから、エンドユーザーの情報をもらえれば良いが、大手の商社の場合や、間に何件も商社が介在している場合、エンドユーザーまで調べることが難しい。
よって、我々の販促活動がどれだけ売り上げに結びついているかわからないまま、なんとなくHPを運営し、なんとなく問い合わせをもらい、なんとなく受注している。
この仕組みを変えない限り、我々の活動の適正化ができず、このままなんとなく仕事をすることになるのだ。今は順調に売り上げを上げているが、これが下がった時に、僕らはなぜ下がったのか、そしてどうしたら上げられるのかを論理的に分析できない。
そのためにも、ここでKPIを学び、会社のシステムに必要なものは何かを考えたい。
あとKPIという定義があっているかもちゃんと知りたい。
66ページ読んで…
さっそくKPIの捉え方を間違えていた。
KPIは目標からそれぞれの活動の数値的目標を作ることではなく、
達成したい目標のために必要な要素を分析し、一番注力すべき箇所の目標値のことだった。
達成したい目標は年間の売り上げ目標である。
そして、これを因数分解する必要がある。
アプローチ×歩留まり×価格=売上
本では例として上記のような因数分解を行っていた。
おそらくこの項目を建てることが一番重要だろう。
歩留まりは、見積もりかた受注につながる割合や、失注してしまう割合を調べればよい。製品の平均価格も調査できる。それに最近は製品に付加価値をつけることで、価格単価を上げようとする流れもある。ここまでは理解できる。
問題はアプローチである。アプローチ量を数値化する必要があるのだが、弊社の営業はセールス活動を行わない。
営業活動を数値化できないのであれば、ここは定数として一度置いておくのが良いのだろうか。
今まで歩留まりという切り口で営業活動や売り上げを見たことが無かった。
この歩留まりの数値こそ弊社の営業課が担う箇所である。
KPIとはつまるところ、その数値を達成すれば目標も達成できる。という一番重要で根幹の数値のことである。このKPIは1個でないといけないらしいので、本当に吟味して一個に絞る必要がある。
全ページ読んで…
ざっと全ページ読んだ。
大事なことは、注力する場所を絞ること。
目標と、現実のギャップを埋めるための施策を考える。
売上を構成する要素をリストアップし、どこに注力すべきか考える。
この本では、課題設定のための思考プロセスが整理できた。
そしてここからが問題である。
売上を構成する要素のリストアップが難しい。
本には、集客のKPI設定についても具体例が記してあった。
集客数を目標とするとマッチングにムダとムラが生まれる。
集客数は過程であり、ゴールではない。その先のマッチングを目標とすべきだ。
では売上なり、マッチングなりを目標としたとき、それを分解してみよう。
売上は、売上=見積もり金額×受注割合とひとまず因数分解しておく。
マッチングはどうだろうか…
マッチングという言葉をどう定義するか、コンバージョン数とすると、資料請求依頼も含んでしまい、直接的な数値とはできない。
製品問い合わせの数をマッチング数とすべきだろうか。
製品について知りたいお客さんに問い合わせをもらえた。その数字をマッチング数とするのが妥当だろうか…
だとすると、規格品の売上には貢献しなくていいのだろうか。だが商社カタログの掲載を管理するのは我々だ。
逆に、規格品の売上と我々の活動の数値に関連性があればそこを目標と掲げることができるのか。
特注品と規格品にわけて設定するのも一つかもしれない。
今まで設定したことが無い数値なので、何が正解かわからないが今までの数値の見方では最適解にたどり着けないということはわかった。
CSFとかKGIとか英語にいろんな概念を英語にしすぎて逆にわかりづらい
以上
【読書中感想文】10年後の仕事図鑑 著者 : 堀江貴文 落合陽一
10年後の仕事図鑑
2019年 今年やりたい100個くらいのこと
【読書中感想文】日本再興戦略 (NewsPicks Book) 著者 : 落合陽一
16ページ読んで…
NewsPicksの本にばかり触れていると、みんな同じことを語っている。
今は個の時代。高度経済成長期の日本は、上から指示されたことをしていればよかったが、今は自分の力で行動することが今まで以上に求められている。
個の時代。自分の好きな事を突き詰めればインターネットの力を使って、稼ぐことができる時代。周りと同じことをしなくても、働くことができる。
個が埋もれることなく、マッチする人たちがいればネットが結び付けてくれる。
だとすれば、会社に所属することが全てではないし、会社に所属することに理由を持って生きていくべきだと思う。なぜ、会社に所属するのか。
物の売り方も変わる。ただ宣伝していれば売れる時代ではない。今の会社はニッチ産業だからお客さんに恵まれているが、もっとお客さんと製品を結びつける方法はあるはずだ。
現代を生きるために持っておいた方がいいマインドをこの本から学べるといいな。
66ページ読んで…
第1章を読み終えて、日本がなぜ戦後、高度経済成長期を迎え、その後失速したのか、落合さんの考えがわかった。
インターネット技術がここまで進化した現代において、日本の多くの大人たちはその流れについていけていない。そんな人たちが経営をし続けている事が、日本の成長の退化の要因である。シンプルに言いすぎているが、
僕たちが、いままさに時代の流れが変わってきていることに気づき、変わっていかないといけないという気持ちにはなった。
僕の悩みで言うと、一つの会社に所属して、そこからの収入だけで生活を成り立たせるという生き方はもう古いのではというものだ。
会社が社員を満足いくまで養ってくれる時代ではない。だからこそリスク分散、何かあったときのために、自分で稼ぐ力をつける必要がある。
英語や、プログラミングなど様々なスキルといわれるものがあるが、それはあくまでも何かを作るための手段でしかない。それでは、雇われる側にいるだけで終わってしまう。
僕が考えるスキルは「モノを作るちから」「システムを作るちから」だと思う。
やはり世の中の人が使うシステムを作ってしまえば、絶対的に雇う側になることができる。そのためにプログラミングや英語やその他もろもろの知識を学ぶという思考で勉強をするべきだ。
英語ならば、英語を使って何かを売ったり、作るスキル。
プログラミングで何かシステムを作って、誰かに使ってもらうようにするスキル。
そういう自分で問題を解決できる力がないと、いくら知識を身に着けても何もできない。
という事で、前々からやりたいと言いながらやっていなかった、アプリを作ってみたい。キャンプで役に立つアプリを作って、キャンパーに使ってもらえると面白い。
そういう大きな絵を自分でかけることが、いつの時代も必要なのだと思う。
あと、今の悩みはゲームに関する悩みだ。
ゲームがめちゃくちゃ好きで、依存症一歩手前くらいに好きなのだが、好きすぎて他のことに手を付けたくなくなる。要因は、ゲームをする時間をマイナス、もしくは成長0と考えてしまっているからだと思う。だから、ゲームすることで何か良いことが起きるようにできれば、ゲームをもっと肯定的にとらえることができる。
それが実況動画を撮るなのかなんなのかわからないが、そうやって良い事につなげるシステムを見つけて、作り出すことをしたい。
108ページ読んで…
第2章は日本の歴史の話が中心だった。
江戸時代の社会のシステムは士農工商。クリエイティブにものを作ることができる人の価値が高く、金融などお金を動かす仕事は価値が低かった。
AIが商業の仕事をどんどん効率化していくのは何となくわかる。
だからこそ、自分の力で何かを作ることができる人が強い。人がやりたいことに乗っかるだけでは、いつしか何かに代用されてしまう。
幸いなことに、何かの職人を目指さなくても、インターネットテクノロジーという手段が僕らにはある。
やはり、スキルは手段でしかなく、目標とすべきは自分で何かを作る力だ。
183ページ読んで…
著者の言いたいことが見えてきた。
日本は少子高齢化という点において先進国である。
そして、技術の進歩によってAIをはじめとした、作業効率化のシステムをどんどん作ることができる環境にある。我々を取り巻く社会状況のニーズと、技術が合致している。
ここで少子高齢化、労働力不足を解決するソリューションを発明できれば、数十年後に少子高齢化を迎える中国などの全世界よりも一歩先に価値を作ることができる。
少子高齢化や労働力不足はデメリットでしかないと思っていたが、ピンチはチャンスだということか。
254ページすべて読み終えて…
一番最後にあった、モチベーションの話が一番面白かった。
一つ一つの単語が簡単に頭にスルスルと入ってきた。著者の熱意がこもった文章だと感じた。
近代的人間とデジタルヒューマンの違いが、すぐにやり始めるか、やる前に考えるか。という点だと言っている。
ここまでデジタルデバイスと密接した生活を送る僕らは、何かを始めようとすると大抵のものに関して、どう始めたらよいかを教えてくれる誰かがいる。
何を準備すればよいか、失敗しやすい箇所はどこかなどみんなが知りたい情報は、日々更新されながらどんどん作られている。
世の中の環境が目まぐるしく変化する世の中で、将来どうなっていたいかを予想することは難しい。それよりも、今やれることをやることで、自分を形成していくことが大事。深く考えなくても、ネットを見ればやりたいことのためにやるべきことは教えてくれる。
この文章を読んだときに、Youtuberのような人たちを想像した。将来どうなるかわからない。先駆者もいない。そんな世界に飛び込んでいける人たちは、きっと何かになろうとして動画を作り始めたのではなく、目の前に動画があったからYoutuberにまでたどり着いたんだと思う。現代人の新しい生き方と職業には共通点があるような気がした。
キャンプブログを書き始めて思う事も、やってみないと好き嫌いが分からないということだ。キャンプを始めて見て、目の前にブログがあったから文章化してみようと思った。文章を書いてみて初めてわかる。文書を書き続けることの難しさや、効率化するための思考など。
僕がやりたいことが自分のキャンプを記録することだとすると、それに対して一番やりやすい方法はなんなのか。ラジオ形式か、動画か、文章か、写真か。
いろいろと思考しながら、自分のスキルを身に着けてきているわけだが、結局とりあえずやってみたからこそ、僕の思考が回りだしている。
こんなアウトドアにのめりこむとは思っていなかったが、いつの間にかキャンプは僕のアイデンティティとなっている。
やれることをやった結果、それが僕自身を形成し始めている。
とにかくいろんなことをやってみる。やることで力が付き、本著でいうところの百姓としての力を身に着けることができるのだろう。
何になるかは考えない。目の前に何があるか、何ができるかを考える。
【読書中感想文】シンプルに考える 著者 : 森川亮
シンプルに考える
【読書中感想文】WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book) 佐渡島 庸平
読書中感想文
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)
佐渡島 庸平
1、仕事をするのは当たり前か
僕が感じていたもやもやの一つ。能動的に仕事をしている状態が理想なのに、受け身体制で仕事をしていることにもやもやしている。
現在の人間が作った社会で生きていく上ではなにかしらの労働をするか、国から保護を受けるしかない。
ただ、インターネットの普及によって、習慣という言葉で終わらせていた、違和感を取り払えるようになってきている。では、価値観が変わり、今までできなかったことができる世界になり、小さな不満を持つ人間が、ネット上でつながるようになった今、僕の理想の状態はなんだろうか。
2、コミュニティ
インターネットの情報量が膨大になったいま、大量の情報を正しく判断できる事が大事だ。
世の中には、良い情報を集めた場所がたくさんある。良い情報をたくさん集められるだけでも価値がある。
肥満よりも孤独感のほうが深刻な脅威である
3、インターネットの普及により、ハード重視からソフト重視になっていった
製造業でも、単に製品の特長だけではお客さんは買ってくれなくなっている。
お客さんの要望を提示する、要望を聞いて最適化した製品を提供する。
製品そのものではなく、解決方法、ソリューション的なやつを提示していかないとお客さんは買ってくれなくなる。
みんなネットである程度検索してからメーカーに来るので、他社に、ソリューションを提供する方法で商売をされたら絶対勝てないだろう。
4,健全なコニュニティ
佐渡島さんのこの本を書く根源が見えた気がする。君たちはどう生きるかの作者に関わり、200万部売れるのを目の当たりにしながら、彼のTwitterは1000人ほどしか増えなかった。
インターネット上のコミュニティにも適正や、見極めが必要だと感じたのだろう。
5、コミュニティの在り方が変わっている
クリエイターにとって大事なことは自分のファンコミュニティを持つこと。しっかりとしたファンがつけば、目先の売上に手を出さずに、質の高いコンテンツの作成に注力できる。
現代はインターネットによって、かつてのファンクラブとは違うコミュニティの形を生成している。一番の違いはファン同士の交流。ファンクラブではなく、ファンコミュニティを作ることができる。SNSの普及によって、コンテンツ・投稿に対してコメントをすることが当たり前となった。さらにコメント内で議論や賛否の意見を交わすことに僕たちは何も違和感がない。
これは意図的に作られたシステムではなく、時代の流れとして自然的に作られたのではないだろうか。ネットの力で、個の意見が伝わりやすくなったのは、ファンコミュニティだけではない。
会社においても、情報共有が各社員同士で直接行われる。おそらく今まであったであろう、上司に説明し、部課長会議で議題に上げられ、その後、管理職人で議論された内容が別部署の社員にやっと届くといった一本の矢印で表せるような情報の流れと全く違う動きになる。一人の社員の投稿が放射状に社長、直属の上司、他部署の人、後輩、全員に均等に情報が流れていく。デジタルに疎い人がたくさん在籍する、中小企業の情報共有の形でさえ、インターネットの力で変化している。
この本はモノを売る、経営者のビジネスの話と、クリエイターを支える編集者目線の話が混在している。
6、安心・安全の話
父親が僕にこの前言っていた、「生半可な気持ちでは成功しない」という言葉は、僕に発破をかけようと思って言っていたのだろうか。
僕からしたら、不安を煽るような言葉にしか聞こえないので、なぜ息子の挑戦を止めるような言葉を言うのかと返す言葉に詰まった。
安心や、安全を捨ててでも挑戦したいという気持ちが再燃したいま、あの言葉は、僕が今の会社にいるように留める言葉にしか聞こえなかった。
7、熱狂とモチベーション
コミュニティの継続には熱狂が必要である。
熱狂には2種類、テンションが高い状態と、モチベーションが高い状態がある。僕はずっとテンションをどうにかあげて行動してきた気がする。大学のサークル、会社の仕事、その場限りのテンションを上げてきたために、熱しやすく冷めやすい行動をとってきた。
転職の話にもつながるが、目標や理想の姿をしっかり見据えることが今の僕には必要だ。その場限りの楽しさだけで考えるのではなく、方向を見据えてやりたいことを考える。
きっとキャンプブログは、先例がたくさんある分、理想の形ややりたいことがはっきりとしているからテンションとは違う継続の仕方をしているのだと思う。
途切れ途切れで活動しながらも、ブログ製作が続いているのは僕にとっては珍しい。
後半はコミュニティの在り方、運営の仕方について語られていた。
リアクションを設計する
役割を設計する
納品主義、アップデート主義
筆者が編集者であるために、現代のクリエイターのためのコミュニティの在り方がこの本の主題であると感じた。
僕にとっては仕事よりも、キャンプブログの運営について勉強になることが多かった。
あと、この読書中感想文という、本を読みながら思ったことを書き連ねて常に更新するという形を今回思いついてやってみたのだが、まさに納品主義からアップデート主義に変化させた実例そのものだったので笑ってしまった。
情報に溢れ、常に新しいものに触れている僕らの生活にとって、質の高い完成品を目指して根を詰めて一つの物を完成させることは、時代の生き方に合っていないのだろうか。
僕は最近、本を読むときに出版日を最初に確認する癖がついた。5年前の本の情報は、今の時代にとっては正しい情報や考え方ではないことがたくさんあるし、下手したら1年前の情報でも、新技術によって意味をなさない時もある。
つまり発信したい情報は、その瞬間に発信する事が一番鮮度が良く、価値を持つような気がする。
と、こんなことを書いているが、実際は、本を読んだ後にだらだらと感想文を書くのは性に合わないので、読みながら書いてしまおうというのが本音である。
僕らはデジタルネイティブ世代だ。学生時代からわからないことは検索し続けている。
そんな僕らにとっては当たり前すぎて言語化していなかった、コミュニティの特長や現代の形に合わせて変形していったその変革をこの本で学ぶことができた。